本日は、古谷先生の「建築学早稲田大学」と題された小レクチャーの後、両先生のディスカッション。

建築とは何か?建築史とは何か?建築史は社会に何ができるか?
問い続ける事は、思索を深める事。知識も重要だが、それ以上に思考体系(=思想/賢慮)の確立が重要ではないか。
むしろ大学の外の世界で、そうした機会を求めていってほしいと思うのだが。


TA阿部

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以下、期末レポートの課題です。

課題内容:
実在する建築を実際に見に行って、その良さを伝えなさい。


備考:
A4版で枚数は自由。
表現方法も自由。写真、絵図、表、どのような表現方法が最も伝達力に富むかを自ら考えること。
無名の建物でも可。考えをまとめて表現するという主題を念頭におき、単なる文字の羅列に終わらないよう注意すること。


提出先・提出期間:
中谷研究室(55号館8階09号室)
8/1〜8/7まで受付。以後の提出は一切認めない。

第11回

配布物:A3)2枚
内容:「様式」とは
他者を認識しそれを比較する時、隠れた共通の基準が生成される。
例えば固有である他者の文字も、共通の基準により普遍な文字になる。
その基準が「様式」であり、多様性を認める(寛容さ)ことで成立する。
ルネッサンスは昔(ギリシャ・ローマ)を再現可能にし、再現されたものは普遍なものとなり、様式にされる。
しかし時間は不可逆であり、昔を再現した様式とは“歴史的”でいて、実は歴史を抜け出て無時間的形式として抽出さる。
配布物の具体的な様式の運動(18世紀〜20世紀)は自主勉強に委ねる。
ルネッサンス以降現在に至るまでの建築は後期「近代建築史」にて。

最後の講義ということでアンケート実施。
板書とマイクの指摘が多かった。
勿論改善するが、前に座れば読みやすいし聴きやすい。

期末レポートの課題論考を受け取ってない人は研究室(55N-8F-9)まで。


TA山田