第8回
【タイトル】
ロマネスクからゴシックへ1
映画鑑賞 「薔薇の名前」
【配布物】
A3プリント 2枚(次回以降も使います。授業に持参してください。)
A4プリント 1枚
【内容】
ロマネスク建築。
ローマ帝国が弱体化した後、ヨーロッパ世界に存在したローマ風の建築。
教会や修道院など、その影響はキリスト教によるところが大きい。
各地の農民が畑を耕している時に、出てきた石を積んでいって教会をつくった
というような言説も。
スイスのザンクト・ガレンを見れば、その施設が教会だけでなく、家畜舍や納屋など
生活区が一体化しコミューン(生活共働体)として成立していたことがわかる。
仏教とキリスト教の違い。
仏教の修行が自ら生産をやめ、おふせをもらうことを修行の1つとした町中での修行だ
とすれば
キリスト教の方針は、山中で生産活動を行いながら孤立、修行するというものであった
と見ることもできる。
映画『薔薇の名前』の舞台には、ロマネスクからゴシックへの移行期の様子がよく研究され
ているのでロマネスクの世界観に触れるのにはおすすめです。
【次回】
・映画上映 『薔薇の名前』 後編の上映