第九回
【タイトル】 映画〔薔薇の名前〕上映
【配布物】
A4 1枚
ロマネスクからゴシックにかけての構造発展図
【内容】
・前編後編に分けてフルに見ていく。
・閉鎖された世界が孕みうる問題の表現
・薔薇は神の名付けた名なり
されど汝の薔薇は
名も無き薔薇なり
【感想】
やはり塔や迷宮に関してはフィクションであったとの事。しかしマリア像の時代考証にすらこだわった人物があえて挿入したフィクションだけあって、ピラネージの監獄のイメージが舞台となる修道院の空気と非常にマッチし、素晴らしい効果をあげていた。
映画としての技法、ストーリー、あらゆる面に於いて語られるべき要素がある事が、映画に無知なTAにも漠然とであるが伝わってきた。至る所でその名前を聞く映画であるが、その由来を実感した。
【次回】
ロマネスクからゴシックへ
です。